【スカウト運動の目的】
 青少年が個人として、責任のある市民として、地域、国、国際社会の一員として、身体的、知的、社会的、精神的な潜在的能力を十分に達成するよう彼らの発達に貢献することである。

【スカウト運動の原理】
「神へのつとめ」     人生の精神的価値と人とのつながりのこと
「他へのつとめ」     社会と人のつながりのこと
「自分へのつとめ」   自分自身に対しての人の義務
⇒これらの原理を明確に表現するための基本的なツールが「ちかい」と「おきて」

  です。

【スカウト教育法】
・ちかいとおきての実践
・行うことによって学ぶ
・小集団の一員となる(CS:組 BS:班)
⇒これらを通して行われる段階的な自己教育システムです。

 

)ビーバー隊 小学1年生~2年生

自然と親しみ、多くの仲間や地域の人々とのふれあいを大切にするボーイスカウトの活動です。

活動のねらい

①みんなとともになかよく遊ぶ

 他人との関わりや社会的ルールを学ぶ

 活発な遊びやゲームから自主性と協調性を学ばせ、基本的な生活技能を学ばせる

②自然に親しむ

 自然を大切にすることで物を大切にする優しい心やたくましく生きていく心構えを育てます

③楽しみや喜びをわかちあう

  他の人や自然にむかって積極的に関わりを持つことは仲間意識のもととなります

  集団生活の中で積極性(やるき)、協調性(思いやり)を養います。

活動目標

①神仏と身のまわりのひとたちについて認識させる

②自然に親しませる

③表現力を伸ばす

④所属する喜びを味わわせる

⑤深く考える力を育てる

⑥健康と安全について認識させる

⑦活発に活動させる

⑧体験を通じて学ばせる

⑨愛と感謝の心を育てる

主な活動

①戸外活動

②ゲーム

③工作

④音楽と歌

⑤お話し

 

【ビーバースカウトのやくそく】

 ぼくは(わたくしは)みんなとなかよくします
 ビーバー隊のきまりをまもります


【ビーバー隊のきまり】
 1.ビーバースカウトはげんきにあそびます
 2.ビーバースカウトはものをたいせつにします
 3.ビーバースカウトはよいことをします


【ビーバースカウトのモットー】
 なかよし
【スローガン】
 日々の善行

 

)カブ隊 小学3年生~5年生

【カブスカウト活動の目的】
以下の活動を通して、フェアプレイ、正義、忍耐、誠実、友愛、協調、責任などを学び、自立心や創造力を養います。
 1.楽しく遊びながら、自分で考え、自分のことは自分ですること。
 2.みんなでルールをつくって仲よく遊ぶこと。
 3.自然や社会とふれあうこと。

【カブスカウト活動の目標】
 1.神(仏)をうやまい、自分への責任を認識させる。
 2.自然に親しみ愛護する心を育てる。
 3.小グループの中で、互いに影響し合う機会を提供する。
 4.所属意識を伸ばし、目的を達成した時の充実感を感じさせる。
 5.自ら考え判断し、決断する 力を養う。
 6.健康と安全について認識させる。
 7.好奇心と冒険心を満足させる。
 8.体の動きを高め、創造力を伸ばす。
 9.体験を通じて学ばせる。

 10.フェアプレーの精神と正義感を養う。
 11.愛と感謝の心を育てる。

【カブスカウトのやくそく】
 ぼく(わたし)は、まじめにしっかりやります
 カブ隊のさだめをまもります。

【カブスカウト隊のさだめ】
 1.カブスカウトは、すなおであります
   ①目上の人の意見や仲間の忠告を意地を張らずに受け入れ実行する、心の広さを

     持つこと。
   ②民主主義のルールとして仲間との決定に従い、積極的に協力すること。
 2.カブスカウトは、自分のことを自分でします
   ①やれば出来るという自信を持つ。
   ②進んで他の人々を助けるようになるための前提。
   ③「幸福を得る本当の道は、他の人々に幸福を与えることによって得られるものだ」

     ボーイスカウト創始者ベーデンパウエル最後のメッセージより
 3.カブスカウトは、たがいに助けあいます
   ①互いに相手の立場を理解しながら協力し合うこと。
   ②よい仲間を作ること。積極的に友だちになる努力をすること。
 4.カブスカウトは、おさないものをいたわります
   ①お互いの弱いところ、足りないところを補い合うこと。
   ②大きな子は小さな子をいたわってやる義務があること。
   ③人間以外の動物、植物を愛する心をもつこと。
 5.カブスカウトは、すすんでよいことをします
   ①自主的に判断し決断すること。
   ②進んで行うこと。

【カブスカウトのモットー】
 いつも元気
【スローガン】
 日々の善行

)ボーイ隊 小学校6年生~中学校3年生8月

【ボーイスカウト部門の目標 】
 1.神()をうやまい、自分のつとめを行う。
 2.野外活動により大自然を知る。
 3.班および隊の活動を通して、自分の役割と責務を果たすことを学ぶ。
 4.人生に有用な知識と技能を習得する。
 5.自ら考え、判断し、決断する力を養う。
 6.自分の特性と長所に目覚め、創造力を伸ばす。
 7.健康の増進につとめ、身体を強健にする。
 8.好奇心と冒険心を満足する活動を行う。
 9.リーダーシップを身につける。
 10.他の人々に役立つ奉仕活動を行う。
 11.フェアプレーの精神と正義感を養う。
 12.愛と感謝する心を養う。

4)ベンチャー隊 中学校3年生9月~高校3年生

【ベンチャー部門の活動目標】

◎自発活動による自己の成長

・自ら計画したプロジェクトを達成する

・他の人々への理解を深めると共に、奉仕の精神を身につける

・協調性とリーダーシップを養うと共に、社会の一員としての自覚と国際理解を深める

「自分で考え、自分で行動し、自らに責任を持つことのできるスカウト」を育てる。

 

<ベンチャースカウトの活動の目標>
・ちかいとおきての実践に励み、信仰を深める。
・各種の文化的及び社会的活動に参加し、自ら計画したプロジェクトを達成する。
・野外活動をとおして、自らの健康の増進をはかり、自己の確立を目指す。
・指導者の援助を得て、各種身体的活動に挑戦する。
・他の人々への理解を深めるとともに、奉仕の精神を身に付け、団や他部門への協力と地域社

 会に対する奉仕に努める。
・協調性とリーダーシップを養うとともに、社会の一員としての自覚と国際理解を深める。